こんにちは
2ndスクールオンライン 教室長の奥田みほです。
中学受験を控えた6年生保護者の皆さま、2024年2月1日まであと131日となりました。
今回は
『この131日間に親ができること』
について解説します。
「131日間で親ができること」
この言葉を見て、何をイメージしましたか?
お気持ちはわかります!
でも、ちょっとまってください。
これらに取り組む場合、
お子さんが主役になっていますか?
親御さんだけ先に突っ走ってしまわぬように、塾の先生や受験カウンセラーと相談しながら進めてくださいね。
今回は、暗記カードの作成…などではなく、
あと131日しかないからこそ、
親御さんにしかできないことについて
一緒に考えてみましょう。
6年生の秋以降は、塾の授業と模試でスケジュールがいっぱいです。
その中で、お子さんが求めているのは、成績を上げる学習テクニックや参考書ではありません。
一番求めているのは、親御さんの笑顔なんです。
塾から帰宅したとき、
模試会場から出てきたとき、
お子さんは真っ先に、親御さんの顔を見ます。
真剣な表情で
「どうだった?」
笑顔で
「おかえり! お疲れ様!!」
もしあなたが子どもだったら
どちらがよいですか?
お子さんは、私たち大人が思う以上に、常に親御さんの表情を意識しているものです。
それは「子ども」に備わる、自らの生命維持のための本能だからです。
子どもは親がいないと生きていけませんので、常に親のコンディションをキャッチしているのです。
ストレスや不安を抱えている、そんな親御さんの表情は、お子さんにもストレスや不安を与えてしまいます。
逆に、親御さんの明るく穏やかな笑顔はお子さんに安心感を与え、学習意欲を高めることへつながります。
私たち塾講師やカウンセラーも、お子さんに穏やかな笑顔で接しますが、親御さんの笑顔にはかないません。
お子さんにとって、親御さんの笑顔は、唯一無二の大切な存在なのです。
お子さんが親御さんの顔を見たときに、常に笑顔であるということは、お子さんが安心して学習に取り組むために必要な環境であり、それを作るのは親御さんにしかできないことと言えるでしょう。
親御さんの笑顔が、いかにお子さんにとって大切なのかをお伝えしましたが、その笑顔をベースとしてお子さんとのかかわりに必要な親御さんの基本行動が3つあります。
ひとつずつ詳しくみていきましょう。
お子さんのどんな小さな成果でも、それを見逃さず、褒めて励まします。
例えば、
小学校で8時〜16時頃まで授業を受けて、さらにその後塾に通うことだけでも、十分すごいことです。
「毎日、遅くまで塾で勉強しているってすごいことだよね。
あとから絶対にいいことあるからね!」
答案用紙の一文字を褒めることもできます。
「この”0”はしっかり丁寧に書けているね! きもちいいほど滑らかな楕円だね!」
勉強以外のことでも、探せば褒めポイントはたくさんあるはずです。
「いつも玄関にきちんと靴を揃えて脱いでいて、見ていて気持ちいいよ」
偏差値がいくつ上がる、小テストで満点を取るなどではなく、お子さんの日常のちょっとしたことを褒めると、お子さんは
「いつも私(ぼく)を見ていてくれる」
と安心できます。
いつ、なんどきでも、お子さんのことを見ていて、いつでも、どうなっても、お子さんの味方であること。
この安心感が、お子さんの自信となります。
中学受験だけにとどまらず、ここで手に入れた自信は、お子さんにとって一生の宝物になります。
塾の宿題や復習に取り組むときの、学習環境の整備は、親御さんにしかできません。
たとえば
「今日の宿題は何?」
「何時から始めようか?」
お子さんに問いかけながら、お子さんが学習スケジュールを決められるように促します。
そして、学習時間になったら、スマホやゲームは、お子さんの目に入らないところに片付けます。
「先生から聞いたんだけど、スマホやゲーム機がある部屋で学習すると、学習効果が半減してしまうらしいよ。」
というような形で、第三者の言葉として伝える方法を『伝聞型』と言いますが、お子さんへの伝え方は、この『伝聞型』がおすすめです。
6年生にもなると、親御さんの意思を押し付けられると反発しがちだからです。
また、お子さんが勉強している間、親御さんも同じ環境を作ることが大切です。
お子さんが学習に取り組んでいる隣で、親御さんがスマホを使ったりしないようにしましょう。
お子さんの学習タイムは、親御さんのデジタルデトックスタイムにして、お料理やお掃除、資格試験の勉強などの時間にすると良いでしょう。
親御さんの笑顔が…
と書きましたが、中学受験において、親御さんが笑顔で過ごすことの大変さは私自身が実感しています。
中学受験の伴走は、本当に辛いものです。
模試の結果に一喜一憂してはいけないとわかっていても、つい落ち込んだり怒りの感情を持ったりして、さらにこの感情的な自分を自己嫌悪したりと、なかなか心穏やかではいられないものです。
そこで、やはり親御さんご自身のメンタルフォローが何よりも大切です。
メンタルを健やかに保つためには、どのようにしたらよいのでしょう?
ひとつおすすめなのは
「自分と向き合う時間を確保する」
ということです。
親御さんは、常に「親」でありがちですが、それだけでは苦しくなってしまいます。
お子さんの「親」である前に、ひとりの「人」ですよね。
その「人」である自分に向き合う時間を確保することが、非常に有効です。
具体的には
1日たった5分でもよいので、何かに没入できる時間を作りましょう。
何でもよいです。
好きなアーティストの音楽を聴く
風にはためく洗濯物を眺めてボーッとする
お気に入りのお鍋をピカピカに磨く
そして、夜寝る前にひとこと
「あー 今日もいちにち頑張った」
自分を褒めてあげましょう。
いかがでしたでしょうか。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
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