こんにちは
2ndスクールオンライン教室長の
奥田みほです。
中学受験保護者の皆さま
夏期講習伴走+夏休み昼食準備 お疲れ様でした!
今年の夏も暑かったですね。
毎日3回キッチンに立つことがどれほど重労働か、
悲しいかな、食べるだけの人たちには理解してもらえません。
でもね、理解してもらえないのは「いま」だからです。
きっと大人になって、中学受験の夏休みを思い出したときに、親御さまの大変さを理解し感謝する日がきますよ。
さて、
夏休みのみならず、中学受験生の親御さまは本当に大変です。
やらなくてはいけないことがたくさんありますよね。
物理的にも精神的にも大きな負担です。
元サピママの私が、なぜこのブログを書いているかといいますと、
親御さまに、もっと「楽になってほしい」からです。
ピグマキッズくらぶ+サピ通塾=6年間のサピママ生活のうち、5年生の1年間が一番大変でした。
5年生って、子どもがまだ幼く、受験のことがよくわからない状況なのに、4年生からガラリと変わって急に受験モードになるんです。
送迎、プリント整理+家事、やらなくてはいけないことがどっさり!
直しノート(できていないことが)がぎっしり!
子どものやる気はさっぱり!
この仕事をしていてそれなりに知識と経験がある私も、4年生と5年生との違いに、さすがに音を上げそうになりました。
でも、
大変な5年生の1年間を経験した後、「新6年生組分けテスト」で
ポン! と音を立てて、受験に関わるすべての心配ごとが一気に解決しちゃったんです。
「こうなることがわかっていたら、もっと気持ちを楽にもてたのに!」
そのとき、心底そう思いました。
だからこそ、
皆さんへこの3つを伝えたいのです。
これらをあらかじめ知っておくことで、皆さんはもっと楽になります!
5年生の保護者会では、先生方からピリリと辛口なコメントがあります。
「成績の変動があるのは5年生前半までです。5年生後半のコースと6年生最終コースは、ほとんど相違ないです。」
「前半になんとかしないと、このままですよ!
それでいいのですか?!」
と、圧をかけられたように感じてしまいがちです。
でも違うんです。
この話は、塾がお母様方に圧をかけているわけではありません。
これは、親御さまに対して
「4年生と5年生前半は、ちょっと違います」
「多少のことがあっても、親御さまは動じないでください。
何かあったら塾に相談してください。」
というメッセージです。
私の経験談ですが
5年生サピママだったとき、
採点済みコアプラステストの余白に、子どもたちの間で「すごく厳しい」と怖がられていた先生の字で
「ちょっと廊下で話そうか」
と、書いてあったのを目撃しました。
そのときから
「もう家庭では学習についてガミガミ言うのは一切やめよう。
学習面で厳しくするのは、塾の先生にお任せしよう」
と、心に決めたのです。
5年生とは、そういう学年です。
また、
5年生になったとたんに
偏差値が大きく下がることもあります。
通塾生みんなが、ある程度基礎力をつけてくるため、標準偏差が小さくなるからです。
多少のことがあっても、親御さまは動じないこと。
何かあったら塾に相談するべきです。
親御さまは、もっとゆったり構えていましょう。
もっと楽になりましょう。
「成績の変動があるのは5年生前半までです。5年生後半のコースと6年生最終コースは、ほとんど相違ないです。」
保護者会でこんな話を聞くと
「なんとしてでも5年生前半で偏差値UPを図らなくては!」
と思ってしまいますね。
さっそくネットで評判の良い教材はないかと調べ上げ、
直しノートを作り、解き直し学習のスケジュールをきっちり立てる…
気持ちはわかりますが、間違った行動です。
「できる限り良い成績をとって
志望校に合格させてあげたい!」
親御さまがこう願えば願うほど、お子様は勉強が大嫌いになります。
お子様が勉強嫌いになる。
これこそが、「中学受験の弊害」です。
では、どうしたらよいのでしょうか。
「子どもを勉強嫌いにさせないように、親が全力を尽くす」
これが5年生保護者の行動指針です。
この言葉を、紙に書いて、携帯ケースにしのばせておきましょう。
つい、勉強のことで子どもに口出ししたくなったら、そっとこの紙を見て、心を鎮めてください。
衝動的な言動を一旦収めて
「子どもを勉強嫌いにさせないように、親が全力を尽くす」
を心がける5年生の1年間。
その先にあるものは
お子様・塾の友だち・塾の先生
この三者の関わりを通して、たくましく受験を乗り越えていくお子様の姿です。
残念ながら、そこに親御さまの姿はありません。
そうです。受験を良い経験にできた子どもは、そろそろ親離れです。
少し寂しいですが、お子様の正しい成長の形です。
親御さまご自身の成長でもあります。
いま、心配ごとがたくさんあったとしても、親御さまは何もしなくて良いのです。
何もしなくても、お子様ご自身が成長することで、いつのまにか悩み事が「過去のもの」となっていきます。
中学受験が
「良い経験」となるのか
「もう二度としたくない人生の汚点」
となるのかは、親の態度で決まります。
ここがうまくいかなかった場合、修復はできないと思ってください。
本来、子どもというのは、本能で学びたいと思うものであり、学ぶのが楽しいのが自然の姿です。
中学受験期に、親御さまがお子様に対するアプローチを誤り、お子様から学ぶ意欲を奪い、学業に対するコンプレックスを植え付けてしまうと、一生元に戻せません。
「塾の先生がめっちゃ怖かったけど、そのかわり成績が上がったよ!」
「こんなにたくさん勉強したよー 辛かったけど頑張ったよー!」
辛さやプレッシャーを勲章にできる子
「塾のテストが嫌でたまらなくて、トイレから出てこれなかった」
「もう受験はしたくない。二度と嫌だ。」
辛かったから、もう勉強はいやだ! となってしまう子
違いはたったひとつ
親御さまの態度です。
くどいようですが繰り返します。
親御さまは、もっとゆったり構えていましょう。
もっと楽になりましょう。
いかがでしたでしょうか。
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