こんにちは
2ndスクールオンライン教室長の
奥田みほです。
うちの子は、いわゆるボリュゾなんです。
こんなご相談をよく受けます。
学習計画を立てて、
間違い直しノートを作って、
さまざまな教材や解説動画を試して…
これだけやっているのに、ズルズルと成績が下がっていく。
いったいどうしたら成績が上がるのでしょう?
皆さん、本当に悩んでいらっしゃいます。
でも、はっきり申し上げます。
偏差値55までは、
特別なことをしなくても誰でも届く成績です。
今回より
【偏差値55は誰しも届く】
というテーマでシリーズ配信していきます。
初回は、0〜6歳のお子様をお持ちの保護者向けに、将来の受験に向けて現時点でできることをご紹介します。
日本の教育には「受験」という重要な節目が存在します。
その中でも中学受験は特に「親子の受験」と称され、親の関与が合否に大きく影響すると言っても過言ではありません。
乳幼児の保護者の中には、早くから中学受験に関する情報を収集されている方も少なくありません。
今からじっくりとお子様との関わりを築いていくことが重要です。
また、
いま中学受験に向き合っている親御さんにも役立つ内容となっています。
0〜6歳の時期は、もう過ぎてしまいましたが、この機会にその頃を振り返ってみてください。
当時、お子様に対する関わり方で、よくできていたことはこれからも継続しましょう。
当時、見落としてしまっていたこと、取り組まなかったことに気づいたら、いまからでも遅くありません!
親御さんがそれに気づき心掛けるだけで、お子様の学びに変化が現れます。
【偏差値55は誰しも届く】
そんなことあるわけない!
と、弊塾講師に言われました 笑
そうですよね
「偏差値」は平均点が50ですから
みんなが偏差値55になるわけありません。
正確には
現時点で各塾が「偏差値55をつけている得点を取る」のは、
本来はさほど難しくありません。
というお話です。
それなのに、どうして得点できないのか。
それには、大きく3つの理由があります。
この3つの理由を掘り下げていくと、
やるべきことが見えてきます。
生まれたばかりの赤ちゃんは、もちろん言葉を話すことはできません。
生後1ヶ月までは、反射的に泣くだけです。
大人が発する言葉を理解することもできないかもしれませんが、
是非、この時期からたくさん話しかけましょう。
「おはよう」
「おむつを換えようね」
「沐浴して気持ちよかったね」
赤ちゃんにとって、お母さんの声と笑顔は特別なものです。
話しかけても赤ちゃんには言葉がわからないでしょう と思われるかもしれませんが違います。
言葉がわからなくても、赤ちゃんはお母さんや周りの大人たちの顔や声の表情をよく見聞きしているのです。
生まれて間もない頃から、たくさん話しかけてもらったお子さんは、表情豊かで言語能力も高くなると言われています。
お子さんが小学生の親御さんへ
赤ちゃんのときはどのように関わっていましたか?
朝、保育園へ出かけるのも、毎朝必死だったことでしょう。
子どもと一緒に、決まった時間に出かけるのは、想像を絶するほど大変なことです。
当時を振り返って、
落ち着いた気持ちで、笑顔で赤ちゃんに話しかけることができなかったとしても、ご自身を責めないでくださいね。
いまから、お子さんに対して
朝一番の挨拶と、ちょっとした一言を大切にしましょう。
「おはよう 今日は良いお天気よ」
と笑顔で言われるのと
「まだ寝ているの? 早く起きなさい!」
「基礎トレやったの?!」
イライラした様子で言われるのと
どちらが良い1日になりそうでしょうか
いまも保育園に出かけていた朝とはまた違った忙しさがあるかもしれませんが、「ほんの少しだけ」心掛けてみてください。
生後2ヶ月以降は、ごきげんなときに喉の奥を鳴らしたり(クーイング)
一定のリズムで声を発したりします(喃語)。
時には金切り声をあげて自分の声を耳で聞いて確かめたりもしますし、
赤ちゃんの発する声に対して大人が反応する行動するのを見ています。
やがて周りの大人が発する言葉を真似たりして、次第に「言語」を獲得していくのです。
この赤ちゃんのエピソードが示唆しているのは、
「安心して試し、たとえ失敗しても再度、何度でも試すことができる環境がある」
ということです。
小学生のお子様をお持ちの親御さんへ
いかがでしょうか
いま、お子様に対して
「安心して何度でも試すことができる環境」を用意できていますか?
「またここで間違えてる!」
鬼の形相でケアレスミスを指摘していませんか?
「ちょっとくらい間違ってもいいから、試しにやってごらん」
このスタンスが基本です。
そんなことを言っていたら、いつまでもケアレスミスが直りません!
という声が聞こえてきそうです…
ケアレスミスを指摘しないという意味ではありません。
指摘の仕方に問題はありませんか?
「あれ?ここは模範解答と違うみたい」
「どうやって答えを出したの?」
と好意的関心をもって問いかけます。
どこでミスをしたのか、一緒に「間違い探し」をするのです。
間違えた箇所がわかったら
「なるほどー ここは要注意ポイントなんだね」
と共感し、次へ活かす姿勢を示しましょう。
お子さんが
ミス=いけないこと
だと誤って認識してしまうと、少しでも解答に不安があると空欄にしてしまったり、極端な例では、カンニングをしたりすることもあります。
ミスは成長のチャンスであると伝え、その成長をサポートするのが、親御さんの役目です
乳幼児の多くは、家族が話している言葉から「言語」を習得します。
私たちは本能的に赤ちゃんに対して、少し高めの声と独特の言葉、幼児語(まんま、ねんね など)で話しかけようとします。
子どもの年齢に応じて、いつの間にか幼児語を使わなくなりますが、
(多くは、保育園幼稚園の年少さんの頃でしょうか)
幼児語ではない言葉で話しかけるときは、正しい発音と美しい言葉づかいに気を遣いましょう。
極端な例では
「おまえ」
「うざい」
このように言われて育った子どもは、それを正しい言葉として習得し、他の人にも使ってしまいます。
そこまでではなくても
インターネット動画などの影響で、良くない言葉遣いを覚え、知らずに使っているケースが散見されます。
(大人が躊躇う顔をすると、ますます面白がって使うこともあります)
子どもが好きだからと言って、毎食ケーキを食事がわりにする人はいませんよね。
それを同じで、子どもが喜ぶから、子どもの友だちがみんな見ているからといって、デジタルコンテンツをなんでも与えてよいわけではありません。
子どもが触れる情報には細心の注意を払うべきです。
中学受験を意識しているのであれば、いわゆるインターネット動画に子守りをさせてはいけません。
せめてNHK fot Schoolを親子で会話しながら視聴するようにしましょう。
まずはご家庭において、
少なくとも
「子どもの言葉を育てる」
という意識を持って、親御さんが正しく美しい言葉遣いを心がけ、正しく美しい言葉に触れる環境づくりが大切です。
ここまでお読みくださいまして、ありがとうございます。
私から伝えられることは精一杯お伝えしたつもりです。
ひとりでも多くのお子さん、親御さんが、「笑顔の中学受験」を経験できますように、陰ながら応援しています。
「偏差値55までなら誰しも届く」
本当のことです。
次回ブログでは
「絵本の読み聞かせ」
についてお伝えします。
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