どうして勉強しなくてはいけないの? という問いに、私はこう答えます。
私は「勉強」という言葉を使うのは、あまり好きではありません。「勉強」よりも「学び」のほうがしっくりきます。では「学び」とは、いったい何を学ぶのか。先人たちの知恵を学ぶのです。国語も英語も算数(数学)も理科も社会も、先人たちの知恵を学び、自分の宝物にするためのものです。
知恵を宝物にするとはつまりどういうこと?
アリとキリギリスというお話があります。イソップ寓話のうちのひとつです。イソップ寓話は紀元前6世紀ごろの人がまとめた話だと言われています。昔々から多くの人たちへ言い伝えられ、いまもなお日本では「イソップ童話」や「イソップものがたり」という形で子どもたちに読まれています。読み聞かせをする大人にとっても、このアリとキリギリスの話は教訓のように心にグッとくるものがあります。これだけ多くの人の心を揺さぶるのは、誰しもアリのようにあるべきと考える自分とキリギリスのようになってしまう自分の両面をもっているからではないでしょうか。人は、自分の考え方と行動によって、ものごとを良くすることもダメにすることも両方できてしまうのです。だからこそ、より良い方向へ自分を導くために、先人たちの知恵を学ぶ。学んだ知恵は自分の内側に蓄えられて、何かのときにそれらが考え方と行動の基準となっていく。つまり知恵は人にとってより良く生きていくために役立つ宝物なのです。
どうしたら、子どもに宝物を持たせてあげられるのか
子どもに対して、より良く生きてほしいと願うのは親の本能です。子どもに宝物を持たせてあげること、それがすなわち「教育」ではないでしょうか。ではどうしたら子どもに宝物を持たせてあげることができるのでしょう。それは子どもが安心して学ぶことができる環境を用意することです。
年齢によって、少しずつその内容は異なりますが、環境づくりの基本姿勢は同じです。
(1)学ぶ大人の姿を見せる
(2)子どもの好奇心に大人が応える
(3)子どもの失敗に寄り添い、失敗を経験できたことに共感する
失敗を経験できたことに共感する
より良く生きてほしいと願うばかりに、失敗を回避することにエネルギーを注いでしまう親御さんが一定数いらっしゃいます。GMARCH以上の大学に進学させたいと考えたときに、GMARCH付属中学に進学すれば、大学受験をしないで大学へ進学できるのではないか。中学受験で不合格にならないように、お子様の偏差値より少し下の学校だけを受けるほうが良いのではないか。
つまり、嫌なことを経験せずに少しでも楽に高い学力を手に入れたい…という考え方でしょうか?
そもそも、受験の不合格は失敗でしょうか? 違います。
結果の合格・不合格が、そのまま成功・失敗ではありません。
入試当日の朝、試験会場へ行った。 この時点で受験は成功。12歳がたったひとりで試験会場で闘うのです。答案用紙の書き方を間違えたり、覚えていたはずなのに書けなくて焦って悔しくて吐きそうになったりしながらも、なんとか終了の時間まで頑張り抜く。これだけで十分成功です。ここまでやり抜いたら、実は合否はあまり関係ありません。合格か不合格かというと、合格のほうが良いのかもしれませんが、万一、不合格だったとしても、お子様にはそれまで積み上げた学びと、本番の試験で歯を食いしばった経験が手に入るのです。
小さいけれど、きらりと輝く光
「結果は残念だったけれど、悔しい気持ちでいっぱいだと思うけれど、でも本当によく頑張ったよね!こんなにたくさん問題を解いたんだよ、なかなかできることじゃないよ、すごいよ!」お母様がお子様の悔しい気持ちに寄り添い、いままでの頑張りをねぎらうことで、お子様の心に小さいけれどきらりと輝く光が灯ります。これこそが、今後のお子様の人生において、困ったとき悩んだとき苦しいときにお子様を支えてくれる宝物です。
より学び環境を、たくさんの子どもたちへ。
待つ・受容・共感・共振
MaxC理論をたくさんの子どもたちへ。
ここまでお読みくださいましてありがとうございます。
公式LINEアカウントで友だち登録をして、感想や質問などメッセージをください。
==友だち募集==
LINE公式アカウント
セカンドスクール南行徳教室・セカンドスクールオンライン
バーチャル学習空間説明会、無料体験会、塾の授業日程等を月に1~2回お知らせしています。
(下記より友だち登録をした上で、メッセージを送ってください)
https://lin.ee/V3bsot7
==Twitterもフォローお願いします==
本番で力を発揮する中学受験@オンライン個別指導塾・自習室
こそれんサポート
https://twitter.com/cosoren