中学受験する or しない
このブログを読んでくださっている方のお子様は、何年生でしょうか。もしお子様が6年生で中学受験塾に通塾中でしたら、秋からの進路変更はおすすめできません。ここまできたら、最後まで駆け抜けましょう。入試までの残された時間を、どれだけ「良い時間」に作り上げていくのかに注力します。
そのために、いますべきこと
「良い時間」に作り上げるためにお母様がすべきことは
- 栄養バランスの良い食事
- 良質な睡眠のためのサポート
- (必要に応じて)教材の整理
これだけです。
学習面については、塾(=受験のプロ)に任せましょう。お子様の学習面で不安なことは何でも塾の先生へご相談されると良いでしょう。
急に子どもが「中学受験したい!」と言い出しだら
一方で、ご家庭では公立中学へ進学し、高校受験をすると決めていたにもかかわらず、6年生の秋になってからお子様が急に「他のみんなと同じように中学受験したい」と言い出して、いまからでも間に合いますか?というご相談をよく受けます。秋になると6年生の通塾や模試の日が増えて、いままで一緒に遊んでいた友だちから「今日は塾だから遊べない」と言われることが多くなり、そこで「え?塾って何?」「中学受験って何?」となり、「じゃあ 僕(私)も受験したい」と言い出すケースですね。
実際のところ、公立小学校で行われるテスト(いわゆるカラーテスト)が毎回ほぼ満点のお子様でも、6年生秋から中学受験に取り組むのは厳しいと言わざるを得ません。万一、問い合わせした塾の窓口で「大丈夫ですよ」と言われても、入塾はちょっと待ってください!
どのような対処が望ましいでしょうか
「そうか、他の友だちは中学受験をするんだね。だから君も受験したいと思ったんだね。なるほど。」
一旦、お子様の気持ちを受け止めます。しっかりと。そして、これだけは必ず伝えてください。
「友だちが中学受験をするということは、中学受験ということを知るきっかけに過ぎず、友だちが受験してもしなくても自分で中学受験に挑戦したいと強く願うならば応援するよ。中学受験のことも他のことでも、”友だちが◯◯するから…”これだけの理由では承認しかねるものだよ。どうかな?」と問いかけてみます。
ここで大切なことは一旦お子様の気持ちをしっかり受け止め、受け容れること。万一、ここで「何言ってるの?いまから無理に決まっているでしょ」とすぐに反対したり「他のみんなっていったい何人?みんななんてうそでしょ」と言い返したりすると、お子様の心は修復できないほどの大きな傷を負ってしまいます。ずっと「あの時中学受験させてもらえなかったから」という言い訳フレーズにつきまとわれ、苦しい中学生活を送ることにもなりかねません。逆に「いいよ」とすんなり通わせるのも問題です。6年生秋からの通塾では、当然授業についていき宿題に取り組むことはとても大変です。間違いなくこんなはずじゃなかったと思い悩むお子様に対して「自分で通いたいって言ったんでしょ」と突き放したり「こんな高い月謝を払っているのに」と愚痴を言ったりと親子間が険悪になり、親子ともども疲弊してしまいます。
そして大切なことはお父様とお母様がブレない意見を持っていること、それを平常心でお子様へ伝えられること。
「友だちが受験してもしなくても自分で中学受験に挑戦したいと強く願うならば応援するよ。中学受験のことも他のことでも、”友だちが◯◯するから…”これだけの理由では承認しかねるものだよ。どうかな?」
この問いかけがあり、お子様の口から自分の気持ちが聞けて、親子の会話を重ね… ここまでできたら、あとはどの道へ進むかはご家庭次第です。さまざまな道があります。例えば…
- 中学受験塾に通う。中学受験することに決める。途中参戦であることを自ら(ご家族も)しっかり認識し、他者と比べずに自分でできることをコツコツ頑張り受験に臨む。
- 中学受験塾に通う。しかし中学受験しないことに決める。公立中学へ進学するが、中学受験塾で学んだことをさらに積み上げて難関高校受験を狙う。
- 中学受験塾には通わない。中学受験しないことに決める。しかしながら中学受験したいと思ったことをきっかけに家庭学習を習慣化し、高校受験に備える。
待つ・受容・共感・共振
一旦、お子様の気持ちを受け止める。受け容れる。そして共感する。自分の意見を聞いてもらえた子は、自分で考えることができるようになり、自分の意見に適切な自信と適切な責任感を持つことができます。
”友だちが◯◯するから…”という理由は、大人からするとそんな理由はNG!となりますが、相手はまだ小学生です。小さな心で”友だちが◯◯するから…”と思ったことは、大きな何かを掴むための大切なチャンスなのです。幼い動機ではありますが、大人の心ない行動でそれを潰してしまわぬように、一度しっかり受け容れましょう。
待つ・受容・共感・共振 MaxC理論をたくさんの子どもたちへ。
ここまでお読みくださいましてありがとうございます。
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