いきなりですが問題です。
是非、一度手を止めて考えてみてください。
全て意味を完璧に答えられますか?
答え
いかがでしたでしょうか
ここで紹介したのは中学受験の基本語彙ですが、意外と大人でも間違えますよね。
語彙は軽視されがちですが、言葉が分からなければ文章を読みようがありません。
今日は「語彙力、大事だよ!」というお話をさせていただきたいと思います。
中学受験国語=記述問題=難しい
そんな印象を持たれていると思います。
確かに記述問題は難しいです。
しかし対策すべきは記述だけではありません。
国語の成績アップのために磨きたい能力は、大きく分けて3つあります。
1と2は、正直なところ家庭で取り組むのは難しいです。
もし宿題などでお子様が、内容把握や文章構造関連の設問で躓いているようでしたら、塾の先生に質問するように促してあげましょう。
そして3は、つまり語彙力のことです。
家庭学習では、これを重点的に取り組みましょう。
語彙力をつけることは、ご家庭でも十分に対策できます。特に国語の点数が芳しくないお子様は、読解や記述対策の前に、語彙力アップに注力すべきなのです。
なぜ語彙力を高める必要があるのでしょうか
語彙力が無いことで生じるデメリットを挙げます。
本文を読んでいるうちに混乱し、手が止まり、思考が止まってしまうのです。
では、語彙力を高めるには、どのような対策があるのでしょう?
語彙力アップには、ズバリこれです。
「言葉ナビ 上巻」を丸暗記
「言葉ナビ 上巻」を開いてみてください。
大学受験や就職試験にも頻出する重要な語彙がギッシリ詰まっています。
これを1冊コンプリートするべく、毎日コツコツ暗記を進めましょう。
デイリーチェックのような範囲の狭いテストであれば、すぐにでも高得点が取れるようになります。
続けていけば、マンスリーテストでも正答率高めの語彙関連設問を手堅く正答できるようになります。
この頃から、模試の成績表でも目に見えて、成果が出始めることでしょう。
そのうちに
「あれ?なんか、国語できるようになってる!?」
と、思い始めるかもしれません。
明日から国語ができるようにはなりませんが、語彙力を養うことで、少しずつ少しずつ、国語に対する苦手意識までもが払拭されてくるのです。
この約200ページを、いったいどうやって丸暗記するの?
と眉間に皺が寄った方には、
「基礎トレ+言ナビ 朝チャレンジ」
を提案します。
Twitterで基礎トレを毎日取り組む方法をご紹介しましたが、その毎日の基礎トレに、
「言葉ナビ1日あたり1ページ読む」
を加えるのです。
「え?読むだけでいいの?」
と思われたでしょう。
はい 読むだけです。つまり音読。
成績が上がる言葉ナビ音読方法
読むだけでは不安な方は、言葉ナビと併せて「読む」以外の方法でインプットできるこちらの教材もおすすめします。
これらの本を買って「はい これ」とお子様に手渡したとしても、断じてやりません。
買ってきた本は、最初に親御さまがやってみてください。送迎の電車で並んで座った隣でやってみる、外出先の待ち時間にやってみる、など 机ではない場所で、尚且つお子様の目の前でやってみるのです。
すぐに
「私もやりたい!」
となればよいのですが、そう簡単にはいきません。
でも焦らないこと。
そう、親御さまが楽しんでいる様子を見せながら、とにかく待つのです。
クロスワードをやりながら、いろいろな言葉を声に出して挙げてみたり
「全然わからないんだけど、これなんだと思う?」
と、お子様に聞いてみたり。
決して押し付けない。
けれど、お子様の目に留まるところにその存在を示しておきます。
お子様の心が動いたときに、いつでもそれを手に取れるように。
「言葉ナビ 上巻」を丸暗記 の施策がある程度順調に進んだら、今度は覚えた語彙を積極的に使いましょう。
「ただいまー すこぶるお腹が空きました!」
「創意工夫した料理が あと30分で出来ますので、少しお待ちください」
「承知しました。30分後に舌つづみを打つ私を想像しながら待ちましょう」
最終目的は、その語彙を自分の言葉として使えるようになること。
家庭にて面白可笑しくたくさん使ってくださいね。
自在に使える語彙が増えていくと、国語の学習に向き合う姿勢が変わってきます。
さらには記述問題の点数アップへつながります。
国語の成績を上げる一番の方法は、語彙力を高めること。
「基礎トレ+言ナビ 朝チャレンジ」で「言葉ナビ 上巻」の丸暗記を是非試してみてください。
最後に、
今回は、国語の成績アップを図る家庭学習法をお伝えしましたが、復習重視のサピックスのみならず、家庭学習における親御さまの負担は小さくないです。
繰り返しになりますが、様々な対策や教材がある中で、どの対策や教材を採択するのかということに目が行きがちですが、いかにしてそれを親御さまからお子様へ渡すのかが非常に重要です。
なぜならば、その方法を誤ると、家庭における学習がお子様の学びと成長を阻害してしまう危険があるからです。
簡単に言いますと、手をかけすぎないこと。
「目はかけても、手はかけない」。
いまのお子様の様子をしっかり見つめて受け容れます。
お子様のことが心配で
「何か打つ手は無いか」
と焦る気持ちはわかりますが、絶対に大丈夫です。
なぜなら人は皆、学びたいという意欲をもっているからです。
お子様自身が持っている成長する力を親御さまが信じること。
それがお子様にとって、最高の学び環境なのです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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