「中学受験はしない」と決めた方へお伝えしたいことがあります。
「中学受験はしない」と決めたのはなぜですか?
それぞれのご家庭に、それぞれの理由があると思います。
大切なのは、保護者様がその理由をきちんと言語化できるか ということ。
なんとなく難しそうだから
うちには無理だから
成績があがらないから
お気持ちはものすごくわかりますが、しっかり保護者様がご自身の心に向き合って、ご自身が納得できるように、心の整理をしてほしいのです。
「理由をきちんと言語化できる」=「ご自身が納得し、ある程度自分の考えに自信がある」ということです。
「中学受験をしない」ことを、お子様が自分を主語にして語れますか?
中学受験をしない という決断をしたのが保護者様であっても構いません。
そればかりか、ほとんどの場合は保護者の意思によるものであって当然だと思います。
しかしながら、ご家庭において、そのことがらが「子どもが主役」のストーリーとして存在するか否かが非常に重要なのです。
つまりは、ご家族でよく話し合って、お子様自身が腑に落ちて
「私は中学受験をしないと決めた」と、自分の言葉で語れるようにすることが大切です。
「中学受験をしない」と決めて、それからどうしますか?
中学受験をしないと決めました
すると自ずと高校受験をすることになります。
では、そのためにできることはどんなことでしょう。
中学受験をしないと決めたから、明日から遊びまくるぞー! となる気持ちもわかりますが、日本の教育制度に乗っている以上は、大学卒業までに2回受験があります。
決して「中学受験をしない」=「毎日ゲームと動画視聴三昧」になってはいけません。
(「中学受験をしない」という選択の主役がお子様であるべき理由は、ここにあります。)
一旦、中学受験塾を退塾することで、偏差値、塾のクラスや席順のプレッシャーから解き放たれて、いま一度「学び」とは何かに向き合い、地に足がついた高校受験へ向けて歩き出してほしいです。
何のために勉強するの?
何のために受験するの?
ただ良い点数を取るためだけ、ただ偏差値の高い学校に入るためだけだったら、あまりにも辛すぎます。
勉強は、「これ、なんだろう?」「どうしてだろう」という好奇心の延長線上にあり、困難に直面した時の「どうしたらいいんだろう」という試行錯誤の積み重ねであったりもします。
自然災害、感染症、さまざまな困難に立ち向かうための知恵になるものです。
そしてもう一つ、塾・家庭教師として様々な方々と関わってきたなかでの、私の個人的見解ですが…
「私は勉強ができない」という自己肯定感の低さによって、損なわれてしまうものの大きさと重さを感じます。
勉強が嫌いな人、苦手な人なんていないはずなのに…と何とも言えない切ない気持ちになります。
「中学受験をしない」選択を否定しているのではありません。
きちんと自分ごととして決められたご家族を、今後も引き続き応援させていただきたい気持ちでこのブログを書いています。
もし、このブログをお読みいただいて、「あれ? うちはどうして中学受験をしないのだろう?」と思われた方に、ちょっと立ち止まって考えてみるきっかけになれば嬉しいです。
きっとこの選択がご家族にとってより良い経験になります。
ここまでお読みくださいましてありがとうございます。
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