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こんにちは
2ndスクールオンライン 教室長の奥田みほです。
もうすぐ夏休みです。
中学受験生にとって『夏は天王山』、勝敗の分かれ目などと言われています。
中学受験生本人が、ハチマキ締めて『夏は天王山！』と拳を掲げているならば、まあ良いですが、親御さんだけが、『夏は天王山』とキリキリするのはおすすめできません。
と、前回のブログ冒頭文で書きました。
そうです！いよいよ夏休みが始まりました！
中学受験に伴走するお母様にとって（親御さんではなく、”お母様”です）、夏休みは相当に過酷です。
辛くて逃げ出したくなったら、このブログを読んでください。
このブログの筆者、奥田美保は、MaxC理論を導入している2ndスクールオンラインの教室長であり、いわゆる「サピママ」、子どもの中学受験も経験しています。
元サピママとして当時大変だったこと、個人指導の講師としてその辛さを軽減するコツをお伝えします！
夏休みが過酷な理由３つ
（１）暑い！
（２）毎日３食 栄養バランスの良い食事
（３）親不在時の家庭学習
ひとつずつ見ていきましょう
（１）暑い！
とにかく暑いです。
暑さによる不快感が、当然ながら親子のかかわりにおいてマイナスにはたらきます。
何もなくても、イライラが爆発しやすい状況なのだと、心に留めておくことで、怒りの爆発を未然に防ぐことができます。
イライラし始めたら、別室に移りクールダウンするなど小さな工夫で乗り切りましょう。
この暑さの中、頑張って夏期講習に通うお子さんと、笑顔で送り出すお母様ご自身を、誇りにしてください。
また、暑い夏の用事は、できるだけ朝の早い時間帯に済ませましょう。
たった1時間でもかなり気温が違います。
夕方は地面が冷えるのに時間がかかりますので、日没後すぐには気温は下がりません。
早朝の行動をおすすめします。
（２）毎日３食 栄養バランスの良い食事
学校がある日は給食がありますが、夏休み中は毎日お子さんの昼食を準備する必要があります。
自分の昼食なら、適当なものを食して済ませてしまうこともあるでしょうが、中学受験生の食事はやはり栄養バランスが気になりますね。
ましてや、塾弁が必要な塾にお通いの場合は、栄養バランスだけでなく彩り、食べやすさ、適量など本当に気を遣います。
中学受験に取り組むお母様は、仕事でのパフォーマンスが高く、何でもきっちり仕上げる方が多いですが、夏休み期間中は敢えて「愛情をかけつつ、手は抜く」工夫をしましょう。
例えば、1週間に一度、「作り置きクッキングデー」と称して、お子さんも巻き込んで1週間分のおかずを作り置きするのも良いですね。
6年生でも、一日中ずっと机に向かうことなどできません。
お料理は息抜きにもおすすめですよ。
（３）保護者不在時の家庭学習
夏休みは、学校がありませんので、親御さんが仕事に出かけている間、お子さんがひとりで家に居るというケースは少なくありません。
「テレワークのママは、夏休みにつきっきりで勉強を教えているのかしら… 私はフルタイム出勤なので、それができない」
と悶々としているお母様方は多いですね。夏休み前に一番多く寄せられるご相談です。
たしかにテレワークは家に居るわけですが、家で仕事をしていますので、土日のように、家の中でお子さんと一緒の部屋で過ごし、つきっきりで勉強を教えているわけではなさそうです。
週３回テレワークの方のお話を伺うと。出勤日よりもテレワーク日のほうが、お子さんに関するストレスが大きいとおっしゃっています。
つまり、フル出勤でもテレワークでも、学校のない日の昼間の、子育てと仕事の両立は非常に難しいということが言えます。
どのように解決したらよいでしょうか。
・フレキシブル勤務が可能か、職場と相談してみる。
始業時刻を少し遅らせて、夏期講習へ出かける前の1時間だけでも、お子さんと一緒に居られる時間を確保する。
・ご親戚や信頼できるご友人にお願いする。
どなたにお願いするのかは、慎重に検討しましょう。
相手が快く引き受けてくれて、お子さんにとってもメリットになることが絶対条件です。
・シッティングサービスの利用
私は、ご親戚やご友人よりもプロにお任せすることをおすすめします。
”中学受験” ”シッティング” ”地域”で検索し、ベビーシッターではなく、小学校受験や中学受験の知識と理解があるシッターさんを探しましょう。
2ndスクールオンラインでも、シッティングサービスをご紹介することができます。
（こちらのフォームのコメント欄に”シッティングサービスを探しています”と書いてお送りください）
・オンラインツールを利用
職場環境にもよりますが、お子さんとビデオ通話で家庭学習をサポートする方法もあります。ただし、家庭学習中にデジタルデバイスを手元に置いておくことがデメリットとならないように、お子さんとよく話し合いましょう。
オンライン自習室の利用も同じです。
お子さんがご自宅にひとりでいるときのデジタルデバイスの扱いには注意しましょう。
※2ndスクールオンラインの「新バーチャル学習空間 にゃん太先生と学ぼう」は、ご家族と一緒に使うことを前提としているツールです。
・塾の自習室
これが一番です。 と、言いたいところですが、塾の自習室利用は、あまりおすすめできません。慎重に検討しましょう。
ひとりでちゃんと学習できるお子さんならば最適ですが、ご家庭で親御さんが声かけしても、なかなか学習に取りかかれないお子さんは、塾の自習室で学習に集中することはできません。
いつも自習室で顔を合わせる子と仲良くなって、自習室で騒いでしまうというケースも少なくありません。
塾の自習室を利用するときは、塾の先生に相談しましょう。
夏休みを上手に乗り切るコツ
中学受験に伴走するお母様が、夏休みを上手に乗り切るコツは
- お母様自身が無理をしないこと
- 「期間限定」と割り切って、適宜民間サービスを利用する
- お子さんやご家庭の事情によってケース・バイ・ケースです。そして「完璧な形」はありません。いろいろと試して、ご家族にとって最適な環境を模索していきましょう。
最後に、
中学受験に伴走するお父様もいらっしゃいますが、
「中学受験に伴走するお母様にとって（親御さんではなく、”お母様”です）夏休みは相当に過酷です。」
と書いたのには理由があります。
お母様以外のご家族からの批判を承知で書きますが、夏休み期間、ご家族の中で一番負担が大きいのは母親だからです。
どうして？ と思われるかもしれませんが、事実です。
子どもを産んだ母親の本能がそうさせるのか、理由はわかりませんが、家庭教師、塾講師として、様々なご家庭の受験をサポートさせていただいてきた中での実感です。
お母様以外のご家族の方々へ、それをお伝えしたいという気持ちを込めて書きました。
中学受験は、家族みんなで取り組む大イベントです。
「なんで私ばっかり？！」
「私だってこんなにやってる！」
家族の中でそんな刺々しい感情が沸き起こらないように、家族だけでは溢れてしまいそうなことは、夏休み期間限定でアウトソーシングしましょう。
皆さんの夏休みが、楽しく充実したものとなりますように、心より応援しています！
最後までお読みくださり、ありがとうございます。
私にできることが、少しでも皆さまのお役に立てたらと、精一杯心を込めて書きました。
このブログの感想やお子様に関するモヤモヤ、お悩みなどをお聞かせください。
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学年途中での転塾は原則的に勧めません。
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