リビングテーブルの上には、開きっぱなしの理科のワーク。横にはスマホ。
Kさん(母)はワークに目を落として、深くため息をつきます。
「宿題やったの?」
と声をかけると、中学受験生のMさん(小6)は、
「いまやろうと思ったのに。いまのでやる気がなくなった!」
と強い口調で反発し、自室に閉じこもってしまいました。
「言わないとやらないし、言うと反発してやらない。どうしたら…」
こんにちは
2ndスクールオンライン 教室長の奥田みほです。
私は、家庭教師として、そして2ndスクールオンラインの教室長として、多くの親子の家庭学習を見てきました。
中学受験のご家庭、小学生の基礎づくり、高校・大学へ続く学び、海外から帰国受験に挑む駐在ファミリー。
状況は違っても、悩みの中身と、そこを越える変化の起点は共通です。
子どもを脅して追い込むのではなく、子どもが自分から学習に向かうには?
誰かに言われなくても学びを積み上げていく子の家庭は、何をして、何をしていないのか。
今回のブログは、今日から、いまからできることをお伝えします。
※必要な方は:15分オンライン無料相談(状況整理だけでもOK)
親と子は、見ているものが少し違います。
流れる時間の速さ、見通せる未来の距離が違うのです。
親は「合格」に焦点を合わせ、「次の模試」から逆算して今日やることが見えています。
一方、子どもは「今日、いま、何をするか」でいっぱいいっぱいです。
このズレが積み重なると、
「受験生の自覚がない」
「やる気が見えない」
という不安に変わります。
では、どうしたらいいか。
高圧的に叱ってもうまくいかないのは自明です。
また、一気にやり方を変えようと意気込むのも感心できません。
お子さんが自ら進んで学習するようになるためには、声のかけ方と順番の並べ替えが有効です。
学習の開始を手助けする言葉を先に置くと、お子さんの手が動きはじめます。
この後、詳しく解説します。
「今日ここまで全部やって」
→ 「漢字→計算→暗記の10分×3本。仕上げは土曜に回そう」と順番を渡す。
海外赴任中のご家族にとって、お子さんの受験は不安がいっぱいです。
学期も授業内容も教科書も違う。受験に関しては、模試や出願情報が断片的にしか入手できていないかもしれない。
日本に住んでいるのと同じ量・同じ質の情報を得られていたとしても、
「本当にこれで大丈夫かしら」
と不安になるものです。
ここでも効くのも、大きな改革ではなく、決める順番の並べ替えです。
まず大切なのは、日本側の学びと現地校の学びをレーンで分けること。
週のはじめに、日本側の「今週の到達点」だけを小さく決めておき、それを主軸とします。
要件の棚卸し → 学習の割り付け → 面談の設計。
学校ごとに違う書式や英語資格、面接・作文の準備は、まず要件一覧をつくってから、週の到達点へ逆算して割り付けます。
ここまで整うと、あとは学習の開始を手助けする言葉だけで、お子さんの手が動きはじめます。
海外からでも大丈夫。
駐在ファミリー受験サポートで、出願までの道順を具体化します。
→ 駐在員ファミリーのための受験対策
→ GS EDU Support(英語×受験の設計)
※英語力を受験の武器にする対策・TOEFLや英検対策の扱いは、ご家庭の状況によって最適なものが異なるため、この記事では一般論の提示を控えます。必要な方は、日々の並べ方を個別に設計します。
Q1. 今からでも間に合いますか?
A. まず最初の10分を動かせるかどうか。ここが動けば、残りは設計で伸びます。
Q2. 子どもが反発します。
A. 指示の言い換え+選択肢の提示で空気が変わります。「どれから始める?」が基本形。
Q3. 海外との時差で授業が難しい。
A. 自走メニュー(10分×3本)を子ども単独で回し、週1のオンライン個人指導で順番の再設計をします。
Q4. 英検は受けるべき?
A. 目的が“線”でつながるなら賛成。受験全体の設計に組み込める時期と級を考慮して取り組みます。
Q5. まず何から申し込めばいい?
A. 状況整理からが最短です。15分無料相談へどうぞ。無理な勧誘はいたしません。
深呼吸を一回。
今夜は、「明日の最初の10分」だけを決めて寝ましょう。
机に座り続けるより、座りはじめる回数を増やす。受験の回り方は、ここから大きく変わります。必要なら私どもが隣で並べ替えます!
15分無料相談
→ https://cosoren.net/live-online-sessions/
駐在員ファミリーのための受験対策
→ https://2nd-school-online.com/chuzai-family-juken/
英検対策×受験設計|GS EDU Support
→ https://cosoren.net/gs-edu-support/
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
受験の目的は、合格ではありません。
受験を通して、自ら学ぶ姿勢を身につけ、それを習慣とし、よりよく生きるための術を、大人から子どもへ手渡すことです。
すなわち、これが「教育」であり、「教育」は、大人が子どもへ渡すことができる唯一の財産だと、私は思うのです。
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また、学習支援の2ndスクールオンラインでは、
月1回の保護者カウンセリングつきで、お子様の学びとご家庭のコミュニケーションをサポートしています。
なお、学年途中での転塾は原則としておすすめしておりません。
現在お通いの中学受験塾のカリキュラムを尊重しながら、
集団授業では理解を深めにくい単元を、1対1で丁寧に指導いたします。
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▼ お子さまのタイプに合わせた学習サポートにご興味のある方へ
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